体内の血流は細胞に必要な栄養を運び、不必要なものを取り払う働きがあります。
そのため、血流がスムーズに流れないと不要なものが蓄積されてしまい、脂肪が溜まる原因になり脂肪分解酸素の働きも低下します。
また、他にも肌の乾燥や頭痛、肩こり、老廃物が排出されないことによる免疫の低下、疲労などのトラブルも引き起こしてしまいます。
またリンパの流れが滞ると同じような症状が発生します。
このリンパとは血液から出た組織駅のことで、体中に流れています。
血液は心臓をポンプに全身に流れていますが、リンパは筋肉の働きによって自発的に流れるという違いがあります。
そのため、リンパは運動不足によって流れが滞りがちになります。
他にも過度なストレスや冷え性、塩分の摂りすぎによっても滞る原因となります。
滞ってしまった場合には入浴時に優しくマッサージをしたり、日頃から正しい姿勢を保つように心掛けたり、適度に汗をかき新陳代謝を上げるなどの解消法があります。
女性によく聞く体の浮腫(特に下半身)ですが、リンパの流れと血流が大きく関係しています。
心臓から送り出された血液は動脈を通って全身の毛細血管へ行きます。
その90%は静脈へ戻り、10%はリンパへと戻ります。
動脈から染み出る水分と静脈へ戻る水分のバランスが取れていれば問題ないのですが、そのバランスが崩れると浮腫につながります。
心臓から動脈静脈から心臓の流れが悪くなり静脈で処理できない水分が、リンパ管へと行きますが、そこでも限界を超えるとその分が浮腫となります。
浮腫を取りたい時にリンパを流すとイメージされる方は多いですが、血流を良くする事も同じぐらい大切です。
足に下りた血液はふくらはぎの筋肉のポンプ作用によって上に戻されます。
女性に多い下半身の冷え等は、下肢にたまった血液の流れが悪くなっているためといえます。
改善策としては、ふくらはぎのマッサージをし血液の流れを改善します。
毎日入浴するようにし血液の流れを良くしたり、寝るときに足を少し高くすると、心臓へ血液が戻りやすくなり疲れもとれるのでお薦めです。
最終更新日:2022/4/20